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Calcium People(カルシウム ピープル)(第4回) / 株式会社エルクコーポレーション 野中希一さんにインタビュー

Q

骨密度を測る装置とは、どのようなものですか?

A 骨にはカルシウムをはじめ、さまざまなミネラルが含まれていますが、これらのミネラルの量を測定するために骨密度測定装置が開発されました。骨密度測定は、骨粗鬆症によって骨折が生じるリスクを予知するために行います。
骨粗鬆症の確定診断や治療の経過観察のために病院でもっとも多く使用されているのは、高低2種類のX線を用いたDXA(デキサ)法で、骨密度測定装置の標準です。一方、健康診断や保健所などでは、DXA法よりも手軽に測定できる超音波方式の測定装置が広く使用されています。超音波式は、X線と違い被爆の問題がないので、妊婦さんやお子さんでも安心して使用できる利点もあります。
Q

骨密度測定装置を使って、実際にはどのように測定するのですか?

A いま、私たちの会社で研究・開発しているのは超音波を利用した骨密度測定装置です。この特徴は、足をのせて固定するだけで、約10秒で骨密度が測定できること。原理は、踵骨(しょうこつ)の両側にある振動子によって超音波を送受信させ、踵骨の骨内伝播速度を測定するだけで、骨密度と同年齢の標準骨密度がプリント表示されます。あまりにも簡単に骨密度が測定できると驚かれますが、これも医学の研究と先端技術の進歩によるものです。
Q

骨密度はどこに行けば、測定してもらえますか?

A 近年、骨密度測定装置の普及率は急速に高まり、国内では整形外科などの医療機関や保健所を中心に約1万5千台が設置されています。骨粗鬆症財団や医師会に問い合わせれば、住まいの近くで骨密度の測定ができる医療機関を紹介してもらえます。40〜60歳の人を対象に市区町村が行う節目検診でも骨密度測定が行われるので、まずは保健所に問い合わせてみるのもいいでしょう。
Q

骨粗鬆症予防のためには、何歳くらいから骨密度を測ったほうがいいですか?

A 『骨粗鬆症の治療と予防のガイドライン(2006年版)』では、65歳以上の全ての女性に定期的な骨密度検査を推奨しています。しかし実際には、骨密度は20歳を過ぎた頃から徐々に低下していきます。特に女性の場合は、閉経後急速に骨密度が低下するため、骨粗鬆症になるリスクは男性以上に高いので、若いうちから定期的に骨密度を測り、自分の骨密度の変化を知っておくことが大切だと言えます。ただし、骨密度は測定する部位によって異なる結果が出るので、できるだけ同じ医療機関、同じ測定方法で測定することも必要です。健康維持のために定期的に体重を測って管理をするように、骨密度も、年齢を問わず定期的に測定して、その維持に努めるのが理想と言えるでしょう。
骨密度測定の手順
野中希一 写真
株式会社エルクコーポレーション 野中希一
プロフィール 株式会社エルクコーポレーション ヘルスケア営業本部に勤務、骨密度測定装置の研究・開発に25年間かかわる。この間東京医科歯科大学で学術博士号を取得。骨粗鬆学会評議員としても日本全国を回り、予防活動をしている。東京医科歯科大学非常勤講師。
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