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カルシウムニュース一覧
[血液]にある約1グラムの働き
人間の体内にあるカルシウムの量は、体重50kgの人で約1kgといわれています。そのうち約1g(0.1%部分)が血液にあります。ごく微量ですが、細胞の生理現象(細胞の働き)、寿命などと関わり、またホルモン、酵素などの生理作用にも影響していて生命維持の大切な役割を担っています。
[細菌]を攻撃し、体を守っています
体内に細菌が侵入したとき、血液の中で細菌と戦うのは主に白血球とリンパ球ですが、カルシウムは白血球の細胞に働きかけて「サイトカイン」という物質を作り出し、リンパ球内の細胞に情報を伝え、細菌ヘの攻撃を助ける役割を担っています。
[心臓]で生命維持に関わっています
心臓の規則正しい拍動は、カルシウムが正常に心筋に出入りすることによって保たれています。血液中のカルシウム濃度が一定だから正常に出入りすることができるのです。
[血液の凝固]に役立っています
怪我をして出血したとき、血液の流出を防ぎ、傷口から細菌の侵入を防ぐために血液の凝固が起こります。一般的に血液の凝固は血小板の働きとして知られていますが、いくつかの成分が段階的に変化して凝固する仕組みになっています。この過程にもカルシウムが関わっています。
カルシウム・バランスを調える[副甲状腺]ホルモン
血液中のカルシウム濃度(1dlあたり9濃度が下がったときは副甲状腺ホルモンが分泌され、最もカルシウムが存在している骨から、カルシウムを取り出して血液の中へ補給します。また血液のカルシウム濃度が正常に戻った時点で副甲状腺ホルモンの分泌は停止します。しかし、食事からのカルシウム補給が常に不足しているとこの分泌の指令を頻繁に出して、副甲状腺機能亢進状態となり、分泌量が必要量よりも多くなってしまいます。
骨から出るカルシウム量が多くなると、血中カルシウム濃度も上昇し、その状態が長く続くと、体の生理現象に悪影響を与えていきます。高血圧、動脈硬化など血管疾病を引き起こすことになるのです。
[尿や汗]としてカルシウムは毎日失われています
代謝によって、1日約180〜400mg(尿150〜250mg、汗30〜150mg)のカルシウムが失われていきます。日本人の平均カルシウム所要量は1日600mgといわれ、自然な調整法として食事でカルシウムを摂取し、不足したときは骨に貯蔵したカルシウムを使うことになります。骨のカルシウムを使いすぎると、高齢者では骨粗鬆症になります。
[細胞]にある約9グラムの働き
人体には約60兆の細胞がありますが、その細胞(筋肉を含め)には約9グラム(0.9%部分)のカルシウムがあります。細胞にあるカルシウムは、血液に比べるとカルシウム濃度が約1万分の1しかありません。骨に比べると、1億分の1です。
細胞の外(主に血液)にあるカルシウムは莫大に多いので、細胞の外周(細胞膜)がしっかり守って余計なカルシウムを入らせないように頑張っています。細胞膜の守りが弱くなった場合は、カルシウムが容易に細胞内に侵入し、細胞は早めに老化し、機能が低下します。細胞内にあるカルシウムの量を常に一定に保つことが細胞機能を正常に働かせることになります。細胞内のカルシウム量は血液中のカルシウム量の変動に影響されているわけです。
1日の目安 /
0〜5歳 400mg、6〜8歳 500mg、9〜11歳 700mg、12歳以上 700〜900mg
1日の目安 / 1000mg
妊娠期の女性は、発育・出産・保育のためにたくさんのカルシウムを蓄える必要があります。
1日の目安 / 800mg
閉経期の女性は、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌が急激に減少し、骨に対する保護作用も少なくなってきます。
1日の目安 / 1200mg
老化とともにカルシウムの吸収力が弱くなり、骨を作るスピードも遅くなってきます。
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